目次

ファーストエイドスペシャリティー

認定カード

止血法

救命処置1

救命処置2

酸素投与1

酸素投与2


■酸素缶

近くに酸素がない場合は、コンビニエンスストアなどで販売されている酸素缶でも簡単な代用品として使用することができます。
低価格で手軽に買うことができます。

■酸素中毒

長い時間、高濃度の酸素を吸うと酸素中毒の症状が現れることがあります。
酸素中毒の初期症状は視力障害や視野の異常、ケイレンなどです。
このような症状が見られたら酸素投与を中止しなければなりませんが、通常陸上で酸素中毒になるのは70%酸素で24時間、100%では18時間連続して酸素を吸った場合といわれていますので、応急処置として高濃度酸素を吸い、すぐに再圧チャンバーに運びこむような時にはあまり問題となりません。


■注意事項

日本の法律では、酸素投与は医師のみに許される医療行為です。
もし医師の資格を持たない人が酸素投与をする場合には、以下のことを必ず守りましょう。

  1. 患者に意識がある場合には、患者本人の希望により酸素を吸うという意志を確認しましょう。
    酸素マスクを自分の手で装着させ、タンクのバルブなどの開閉はすべて本人が行うようにします。
    救助者が装置の扱い方を教えるのはかまいません。
  2. 患者に意識がなく、患者の命が危険な状態にある場合には、刑法第37条の「緊急避難」にあたり、「医療行為」とはならないと解釈されています。
    むしろ、命が危険な状態であるのに見ているだけでいるほうが、人道上から問題となることもあります。


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