目次

あなたはダイバー118番

認定カード

レスキューテクニック1

レスキューテクニック2

レスキューテクニック3

レスキューテクニック4

レスキューテクニック5


■水面で意識を失っているダイバーのレスキュー

1

大きな声、ホイッスル、シグナルフロート、信号紅煙、手信号等で周囲のダイバーに知らせます。
救急車とAEDの手配やレスキューへの協力を求めましょう。


たすけて~


水中ホーン


ホイッスル


信号紅煙


シグナルフロート

2

自分のBCの浮力を確保してダイバーに近づきます。

もし、ダイバーがうつぶせになっている場合には、楽に息ができるように顔を上に向かせます。


うつぶせの時は



 



手をひっぱり仰向けにする

3

ダイバーのBCへ給気し、ウエイトベルトをリリースして浮力を確保します。
ウエイトベルトをリリースする際には下にダイバーがいないか水中の排気泡などを確認しましょう。

4

ダイバーの胸や上腹部の動きを「見て」、 「普段どおりの呼吸」をしている場合には、安全な場所まで曳航します。                  

バルブやBCをつかんで進行方向を背にフラッターキック(バタ足)をするか、 フット・プッシュで曳航します。


フラッターキック


フット・プッシュ


フラッターキックとフット・プッシュ

5

ダイバーの胸や上腹部の動きを「見て」、「普段どおりの呼吸」をしていない場合には、人工呼吸をします。

ダイバーのマスク、レギュレーターやシュノーケルをを取り除き、自分のマスクは首にかけたまま後ろに回しましょう。
 
ポケットマスクを使って、人工呼吸を行いながらフラッターキックで安全な場所まで曳航します。

ダイバーの胸の動きを見ながら、人工呼吸が有効であるを確認しましょう。

人工呼吸は連続した5回の吹き込みを行い、その後は5秒に1回の吹き込みを行いながらボートや陸地に向かって「2分間の曳航」をします。
 
「普段どおりの呼吸」をはじめた場合には、人工呼吸を中止して「普段どおりの呼吸」を確認しながら曳航をします。

「2分間の曳航」の後、ボートや陸地にあと3分間で到着できるか判断します。
 
あと3分間以内にボートや陸地に到着できると思われる場合、つまり、人工呼吸を開始してから5分以内にボートや陸地に到着できると思われる場合は、人工呼吸をつづけながら曳航します。

あと3分間以内にボートや陸地に到着できないと思われる場合、つまり、人工呼吸を開始してから5分以内にボートや陸地に到着できないと思われる場合は、水面での人工呼吸は中止して、できるだけ早くボートや陸地まで曳航してから人工呼吸と心臓マッサージをおこないます。

また、上手く人工呼吸ができない場合も、水面での人工呼吸は中止して、できるだけ早くボートや陸地まで曳航します。

この方法は、おぼれた人のレスキューについて世界で最も詳しい情報を発信しているヨーロッパ蘇生協議会の2010年ガイドラインによるものです。
 
おぼれた人ではなく、心臓の病気などによる呼吸停止時は、水面での人工呼吸は行わず、できるだけ早くボートや陸地まで曳航します。

協力者がいる場合には、フットプッシュで曳航の手助けをしてもらいます。

人工呼吸の詳しいやり方は、ファーストエイドスペシャリティコースを受講してマスターしましょう。


ポケットマスク


胸の動きを確認




人工呼吸+フラッターキックで曳航























協力者に手助けを頼もう



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