ダイビングが終了してから、次のダイビングのために潜降を開始するまでの時間を水面休息時間といいます。
1本目のダイビングで体内にたまった窒素は、水面休息中にも呼吸を通して徐々に体外に排出されていきます。
【表2】水面休息時間表の“A”は窒素消失時間です。
窒素消失時間は、体内から完全に窒素が消失するわけではありませんが、次のダイビングに影響しないレベルまで窒素は排出されています。
従って、水面休息時間で“A”の窒素消失時間を超過すれば、次のダイビングは、1本目のダイビングと同じように、【表1】滞底時間-反復記号表で引くことができます。
反対に、1日のうちに繰り返し行われるダイビングで、水面休息時間が“A”の窒素消失時間を超過しない場合、次のダイビングを反復潜水と呼びます。
反復潜水は、体内にたまった窒素(残留窒素)に注意しながら、次のダイビングの計画を立てる必要があります。 |