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大きな声、ホイッスル、シグナルフロート、信号紅煙、手信号等で周囲のダイバーに知らせます。
救急車とAEDの手配やレスキューへの協力を求めましょう。 |

たすけて~

水中ホーン

ホイッスル

信号紅煙

シグナルフロート
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2 |
自分のBCの浮力を確保してダイバーに近づきます。
もし、ダイバーがうつぶせになっている場合には、楽に息ができるように顔を上に向かせます。 |

うつぶせの時は
↓

手をひっぱり仰向けにする
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3 |
ダイバーのBCへ給気し、ウエイトベルトをリリースして浮力を確保します。
ウエイトベルトをリリースする際には下にダイバーがいないか水中の排気泡などを確認しましょう。 |
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4 |
ダイバーの胸や上腹部の動きを「見て」、 「普段どおりの呼吸」をしている場合には、安全な場所まで曳航します。
バルブやBCをつかんで進行方向を背にフラッターキック(バタ足)をするか、 フット・プッシュで曳航します。
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フラッターキック

フット・プッシュ

フラッターキックとフット・プッシュ
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5 |
ダイバーの胸や上腹部の動きを「見て」、「普段どおりの呼吸」をしていない場合には、人工呼吸をします。
ダイバーのマスク、レギュレーターやシュノーケルをを取り除き、自分のマスクは首にかけたまま後ろに回しましょう。
ポケットマスクを使って、人工呼吸を行いながらフラッターキックで安全な場所まで曳航します。
ダイバーの胸の動きを見ながら、人工呼吸が有効であるを確認しましょう。
人工呼吸は連続した5回の吹き込みを行い、その後は5秒に1回の吹き込みを行いながらボートや陸地に向かって「2分間の曳航」をします。
「普段どおりの呼吸」をはじめた場合には、人工呼吸を中止して「普段どおりの呼吸」を確認しながら曳航をします。
「2分間の曳航」の後、ボートや陸地にあと3分間で到着できるか判断します。
あと3分間以内にボートや陸地に到着できると思われる場合、つまり、人工呼吸を開始してから5分以内にボートや陸地に到着できると思われる場合は、人工呼吸をつづけながら曳航します。
あと3分間以内にボートや陸地に到着できないと思われる場合、つまり、人工呼吸を開始してから5分以内にボートや陸地に到着できないと思われる場合は、水面での人工呼吸は中止して、できるだけ早くボートや陸地まで曳航してから人工呼吸と心臓マッサージをおこないます。
また、上手く人工呼吸ができない場合も、水面での人工呼吸は中止して、できるだけ早くボートや陸地まで曳航します。
この方法は、おぼれた人のレスキューについて世界で最も詳しい情報を発信しているヨーロッパ蘇生協議会の2010年ガイドラインによるものです。
おぼれた人ではなく、心臓の病気などによる呼吸停止時は、水面での人工呼吸は行わず、できるだけ早くボートや陸地まで曳航します。
協力者がいる場合には、フットプッシュで曳航の手助けをしてもらいます。
人工呼吸の詳しいやり方は、ファーストエイドスペシャリティコースを受講してマスターしましょう。 |
 
ポケットマスク

胸の動きを確認

人工呼吸+フラッターキックで曳航

協力者に手助けを頼もう
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