マルチレベルスペシャリティダイバーライセンス取得マニュアル ダイブコンピューターのしくみ3

目次

街でもダイバーをアピールしよう!

認定カード

潜降時のダイブプロフィールと
窒素の蓄積の関係


浮上時のダイブプロフィールと
窒素の蓄積の関係


レジャーダイビングと
ダイブテーブル


レジャーダイビングと
ダイブコンピューター


ダイブコンピューターのしくみ1

ダイブコンピューターのしくみ2

ダイブコンピューターのしくみ3

ダイブプランをたてる

ダイブコンピューターの表示1

ダイブコンピューターの表示2

使用上の注意

緊急時の対応


■減圧停止と減圧時間

人体の組織には、窒素が気泡化しない限界量が決められています。
この限界量のことを組織最大不活性ガス圧力(M値)といい、深度ごとに決まっています。

浮上中に減圧停止が必要となるのは、窒素の蓄積量が減圧停止深度のM値をこえている場合です。
減圧時間は窒素の蓄積量をM値以下にするために必要な時間です。
M値は組織ごとに異なっていて、特定の組織の窒素の蓄積量をM値以下にするために減圧停止を行います。

潜水時間が限られているレジャーダイビングでは、半飽和時間が80分程度までの組織(腎臓、胃、脳、中枢神経、皮膚、筋肉)で窒素が気泡化した減圧症がほとんどです。
レジャーでのダイビングでおこる減圧症の症状のうち、80%以上は関節(特に肩や肘、膝)や筋肉の刺すような痛みと手足の脱力感である理由はこのためです。


■ダイブコンピュータの計算式

ダイブコンピューターは不活性ガス飽和曲線式という特別な計算式を用いて窒素の吸収と排出を毎秒計算し、色々な情報をモニター上に表示しています。
この計算式はアメリカ海軍潜水医学実験部隊のワークマン博士により開発され、世界中の潜水医学者達により現在も利用されています。



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